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3.総合システム工学プログラム

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沼津工業高等専門学校の第4学年及び第5学年並びに専攻科は、単一の技術者教育プログラムである総合システム工学プログラムを構成します。
総合システム工学プログラムとは、高専の第1学年~第3学年における工学技術の導入教育の成果を引き継ぎつつ、第4学年並びに第5学年の体験重視型の早期専門教育、及び専攻科における研究指導を通じて得られる領域工学(機械工学、電気電子工学、情報工学、応用化学・生物工学)に関する深い専門性を基に、創造的な知性と視野の広い豊かな人間性を備えた技術者を育成するとともに、産業社会との学術的な協力を基礎に教育研究を行い、もって地域社会の産業と文化の進展に寄与することを目的とする教育プログラムです。
総合システム工学プログラムは、技術者に求められる基礎能力並びに基礎工学及び専門工学の知識・能力の育成のため、沼津高専5学科(機械工学科、電気電子工学科、電子制御工学科、制御情報工学科、物質工学科)と専攻科それぞれにおいて定める総合システム工学要件をカリキュラムの基本とします。このカリキュラムには各学科にあっては「プログラム前半部のカリキュラム要件」が、専攻科にあっては「専攻科総合システム工学要件」がそれぞれ対応します。
科学技術の進展は、人類の在り様に深くかかわり、その命運を左右する重要な要素となっています。1990年代後半に入って、急速に進展したグローバリーゼーションは、世界の政治、経済、文化の全てに情報・通信技術、輸送技術、とりもなおさず工学技術の全てが関与する状況を生み出しました。こうした状況の中で、技術者教育に求められるものは、個々の領域工学に関する能力のみならず、社会の中での工学技術の位置を理解し、絶えざる自己研鑽を通じて社会の進展に寄与できる能力です。
本プログラムは、上述の能力を身につけた21世紀の社会に求められる技術者を育成するために、学生が以下の「沼津高専における「総合システム工学プログラム」について」に定められた能力、及び姿勢、態度を身につけることを、学習・教育の目標とします。
本プログラムは、「規則」に定められた方法によって計画され、実施され、点検され、改善されます。
なお、「総合システム工学プログラム」前半部の修了要件を満たさずに卒業する準学士課程卒業生はJABEE認定プログラムの前半部修了者とは認められません。